皮膚びらんは、皮膚の角質層とその下の基底膜が、細菌や血液など体液の循環不良、 刺激などによって損傷してただれた状態をいい、 損傷が、皮膚の基底膜を突き破るほど深くなったものが潰瘍となります。

肛門の周囲で、皮膚びらんが起こることがあります。 原因の多くは、肛門の内部にできた炎症の分泌物が肛門内から皮膚側に流れ出て、 皮膚がただれる症状です。

肛門内部の炎症をほうっておいたり、 下痢をひんぱんに繰り返したり、 排便後に肛門の周囲の皮膚を清潔にしていないと起こり注意が必要です。