<内痔核(いぼ痔)>
排便のたびに脱肛し、指で押しこんでもなかなか戻らないほど進行した内痔核です。 歩いているときに脱肛するなど、Ⅲ度からⅣ度に達する内痔核で、 日常生活を送るのがつらい症状になり、患者さん自身が手術を望む場合は手術をします。

<裂肛(切れ痔、裂け痔)>
肛門が狭く、裂肛で、投薬と生活指導の治療を2〜3ヵ月行っても症状の改善がみられない場合には、手術をします。

<痔瘻(あな痔)>
痔瘻は、原発巣をとり去らないと治らないことと、 肛門がんになることがあるので、すべての患者さんに手術を行います。 もちろん、このようなケースでも、診察したその日にすぐ手術などということはありません。 「病院に行くと、すぐに手術される」「手術は痛くて怖い」など、 根拠のないうわさに惑わされず、早期に受診して、的確な治療を受けるようにしてください。