腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌があります。その腸内細菌を、 人間の健康のためによい働きをする善玉菌と、健康に悪さをする悪玉菌の2種類に分けて考えていきましょう。 善玉菌は、人体に有用なビタミンやタンパク質をつくり出したり、 腸の働きをととのえたりします。善玉菌の代表選手がビフィズス菌です。

一方、悪玉菌は胆汁を発がん物質である二次胆汁酸に変えたり、 アミノ酸と尿素からアンモニアをつくり出して肝臓の働きを弱くしたりします。 つまり、数々の発がん物質や老化物質をつくり出して、 腸内を毒ガス工場に変えてしまうのです。